AudioRouterがエラーになる件のエントリーを書いておりましたが、解決のヒントを求めてgithubを眺めていたらpullリクエストにこんな一文が。
**Attention!** Windows 10 has a new feature! Go to *Settings → System → Sound* and look for your *device preferences*. So this software isn’t necessary for the latest version of Windows
https://github.com/audiorouterdev/audio-router/pull/120/commits/3027b2bf8415ba16b71dec2531fb1c57573db13e
「最新のWindows10で使える機能があるからこのソフトイラネ」ですって。早速実践してみます。上記にある通り、設定→システム→サウンド→サウンドの詳細オプションに、「アプリの音量とデバイスの設定」があります。すると、アプリごとに入力と出力デバイスを選べます。直接開けるここでCABLE Input(VB-Audio Virtual Cable)を選択すればAudioRouterでの制御と同じようなことが出来ました。必要な事前準備の手順などはAudioRouter使うパターンと同じです。参照リンクを再掲~。
【無料ソフトのみ】OBSで配信に載せたい音だけを載せる【音声事故が起きなくなる】
というわけで、AudioRouterのエラーに悩まされていた方はこれで解決できそうです。さらに、この出力先の設定はPCに保存されるようで、アプリケーションを閉じたり、windowsからサインアウトしても選択状態が保持されていました。アプリを起動するたびにいちいち設定画面を開きなおす必要はなさそうです。上位互換やんけ。
なお、この設定画面を直接開けるショートカットがあります。エクスプローラかあるいはwindowsキー+Rで開く「ファイル名を指定して実行」にコピペしてください。ショートカットを作成することもできます。作っておくとダブルクリックですぐに開けるのでお勧めです。
ms-settings:apps-volume
さて、これでAudioRouterは不要という結論になりました。ただ、githubには「AudioRouterに比べて、Windows10の標準機能では一つのデバイスの入力を他のアプリ(あるいはデバイス)複製できない」というニュアンスのコメントがありました。つまり複雑なことをやるには難しいということだと思いますが、そういう人は専用のミキサーとか買うんじゃないかなあと。ライブイベントの配信とかですかね?
最後に自分の試した環境は以下です。配信は試してませんが録画できてるなら同じプロファイルで配信OKでしょうきっと(→後ほど配信も試して、問題ありませんでした。)
Wiondows10バージョン:20H2 19042.964
OBS:26.0.2
実際にやったこと:Chromeで適当なtwitch配信を聞き流しながら、Battlefield1をプレイしてOBSで録画。録画にゲーム音だけ乗っていることを確認。