PC自作始めてみよう、という初心者でも失敗しないために

オチから書くと

誰かの自作したPCの真似をすれば大体失敗しません。 それがあなたの要望を満たすかはまた別の問題だとして…自作したPCのパーツや構成、いわゆるスペックというのは実は結構ネット上に情報が豊富です。このブログのように、自分用のメモも兼ねているのが非常に多いものですから、あまりにテキトーなことを書くと自分が困る。そんな理由で、自作とかに疎い人が思うよりも情報は信頼できます。当然ながら、ブログに書くまでもない工夫などもありますので、自分の脳みそも当然なにかしらには使っていただくことにはなるんですが。「大体」失敗しないというのはこの辺です。

そう簡単に、他人の真似か、なるほどそれなら悩まない、とはいかないものです。本当に自分の欲しいのはこれで良いのだろうか…みたいな。判断に迷うことは出てくるでしょう。そこを割り切って真似で済まさずにこだわるならもう個人で調べるしかないです。こだわる事情がそれぞれ違いますからね…そこはネットの力を利用しましょう。

さて。自作デビューすることにした、という方。最初は勝手がわからずに困る事が多いです。備えあれば憂いなしではありますので、今回は自分の経験を踏まえてハマりどころなどチェックポイントを書いてきますのでご用立てください。以下ざっくりと~~。

作業前に何を準備すれば?
まずは作業スペース。ケースを横に倒してそのそばにいろいろ広げて作業するので、結構広く使います。ペットとお住いの人は排除しておきましょう。工具類ではプラスドライバーは必須です。ラジオペンチみたいな先の細いペンチもあれば便利かも…大抵なくてもいけます。ケースの中は暗いので、手元を照らす照明も欲しいです。両手がフリーになるヘッドライトがある人は用意しましょう。わざわざ買うことはないですが。パイオランテープもあると便利。マジックペンでメモを書いて貼ったり。どれが何処に繋がるのか仮留めしたり。

パイオランテープってこういうのです。引っ越しで見たことないですか。

エアダスターとか、ダストブロアーと呼ばれるものも、ほこりを飛ばすのに要ります。PC持ってる人は普通持っているものだと思っていたのですが、そんな掃除するのは自作派だけって聞いてびびった…。

夏場は汗が垂れてしまうとまずいので、タオルで鉢巻きを巻いて、冷房を強烈に効かせたりすると良いです。組み立て中に、不明点をググって調べたりできる環境があると助かります。これはまあスマホでも十分といえば十分なのですが、自作パーツ類は商品付属のマニュアルがかなり不親切で、日本語がない、あっても簡素な一言、二言というのが普通です。必要最小限の情報しかないです。数万円もする買い物でこれを頼りに自分でなんとかしなさいってのは無理な話なので…。これはネットの力を利用して対処していくしかないです。

組み立てる日=パーツ入手日
初期不良の保証期間って、当然ながらものによってバラバラです。保証期間を無駄に消費しないためにも、買ってすぐに作り始めるのが良いですよ。追加であれを買う必要がある!みたいなこともあり得ます。連休前日の夜からスタートです。

OSを忘れがち
Windowsはタダじゃないので予算が要ります。特にゲームではまだまだlinuxでは動かない事が多いので、windows一択です。OSはインストールされた状態でPCを入手することが普通ですから、新しいPCにはOSが要るということを忘れがちなんですねー。新しいPCに今使っているディスクを引っ越すなら問題ないですが、windowsのライセンスは結構ややこしくて、特定のパーツがくっついているPCじゃないとライセンス認証が通らないケースがあります。その辺についてわかりやすいのがこちら。

Windows のパッケージ版、OEM 版、DSP 版の選び方 – OS の選び方

さて実際に組み立てよう

他のブログに任せます。( ・´ー・`)

一般ユーザー用のハードウェア知識は、それはそれは詳しい方がネット上にたくさんいらっしゃいますので。自分も何か組み上げ中とか、新規環境を作るときに困ることがあると、そういうブログなりなんなりのお世話になります。またそういう方々は、細かい調査とか好きな方が多いようで、すごく詳細に情報が載っていたりします。ググるコツは、出来るだけ具体的な型番、商品名の組み合わせで探すことです。意味不明な文字列に見えても、ちゃんと意味のある情報がヒットしますので大丈夫です。

まあそういう自力でなんとか対処が無理そうなら、ちょっと予算はかかりますが、お店のBTOサービスを利用するのが良いのではないでしょうか(本当のオチ)買ったものの動かないとか、必要なパーツ類の組み合わせ間違えて買ってしまったとかが起こりません。(遊びたいゲームが起動しないとかはあるかもしれませんけど、それは買う人側で事前に調べないとダメよ。相談を受けるサービスがあるお店なら、何を買ったら良いかの相談もできますが、あくまで向こうも商売なのでその辺はほら)

それでも自作をお勧めするのは、PCで今後も何かするのであれば、自作体験を経由することでトラブル対処の知識が身に付きます。これは重宝です。また、定期的に増強とか考えたりすると、ハードウェア関連の用語・最新技術に関する知識、相場観が身に付きます。単なる趣味としてのゲームでこういう実用的な知識になるのは悪くない話だと思われますので、一度挑戦しては如何でしょうか。

VNCサーバをx11VNCに変更でどうにかなった

Ubuntu側のVNCサーバを、x11VNCというものに変更しました。これにしたところ、Windowsからのリモートセッション上で、OBSの起動が可能になりました!!肝心の配信を確認しようと思ったところで、サービスとしての起動が上手くいかずつまずいてしまいました。サービスとして登録できれば、Ubuntu側へのログインが、Windowsからのリモートセッションで処理できるので、以前にも書きましたけどUbuntu端末にマウスキーボードディスプレイが不要になります。そうじゃなきゃいろいろ大変だと思うんですけど、実際配信勢はどうしているの?PC切り替え機とか使うのかな。

いろいろ調べてもだめで、どうしたもんかと思ったんですけど、参考にしたサイトに記載されていた入力が必要なコマンドが、ブログのデザイン上右のほうが見切れていて、入力の不足に気付かなかったとか酷いオチでした。これで解決なら良いのですが、今度は想定通りに動くときと動かない時が出てきてしまいまって…。でもま、一応はうまくいっているので環境はできたという事にしましょう。

PC構成はこんな

UltraVNCで接続したら配信端末でOBSが起動できない…

配信用PCのGUI上でOBSを操作して配信というところまではできた、しかもubuntu+NDIプラグインという予算抑える環境で。ドヤ( ・´ー・`)というのが前回まで。

今度は、配信用PCにリモートで接続しての配信を試みます。これが上手くいけば、配信用PCでディスプレイやキーボードを繋ぐ必要がありません。ゲーミングPC上での操作だけで全てが解決します。リモート接続のソリューションはUltraVNCです。これも最初は上手くいかなかったのですが、いろいろ試すうちに何とかPC起動すると自動でvncserver起動するようにまで設定完了。あとは配信するだけなんですが。

結果、うまくいきませんでした。UltraVNCから接続すると、なんと配信PCのOBSが起動しません。焦ってディスプレイ繋ぎなおして配信PCに直接ログインすると、OBSはあっさり起動。配信も普通にできました…。VNC経由で接続すると、グラフィックドライバとかOpenGLか何かがおかしいっぽい…。エラーメッセージでぐぐるとhit自体はするので、何か原因と対策はありそうなのだけども。結構本質的なlinuxの知識が要りそうじゃないですか…。

お財布と相談した結果の理想の環境までもうちょっとなんですけどね…。実は他に配信PCでnginxとrtmpで配信サーバを立ててしまうという方法もあると知ったのですが。これはまた次に手詰まった時に試そう。

OBSとNDIプラグインで2PC配信環境作ったもののゲームPCから配信のほうがマシだった

2018年6月の新しいPC構成で、再チャレンジしております。

まあ配信用PCのスペックが足りないのか。

目的

ゲーム用PCから出力した映像を、配信用PCに送り、そこからTwitchなどで配信。配信時のゲームPCの負荷低減と、あまったPC環境の有効活用。これ自体はゲーム配信ガチ勢には良くある構成で、ゲームPCに配信の負荷をかけないという利点があります。配信殆どしたことない勢ですが、OBSのNDIプラグインを使えば、特別なデバイスが不要になる、linuxでも構成できるということでやってみました。結論から言うと、確かに配信はできます。従来の一般的な構成に加えると、キャプチャボードなどの機器や、配信用PCのOSとして用意するwindowsのコストが浮きます。

用意した構成

ゲーム用:Windows10
配信用:Ubuntu 16.04(64bit)
詳細は当ブログ内のPCスペックのページで。もちろん二台は同じLAN内にいます。どちらのPCにもOBS Studioをインストールして、追加でNDIプラグインをインストール。

OBSバージョン:どちらのPCも 20.0.1

NDIプラグイン
Ubuntu:obs-ndi 4.1.1(libndi3_3.0.1-1_amd64.1.debと、obs-ndi_4.1.1-1_amd64.deb)
windows:obs-ndi 4.1.1

実際に環境を作るのに両方のPCにそれぞれモニタとマウスキーボードがあったほうが捗る。環境構築の途中、windowsのfirewallでネットワーク許可聞かれるので、プライベートネットワークでの通信を許可します。詳細忘れちゃった…。

作業

OBS本体は情報豊富なので割愛。ubuntuにも普通にインストールできます。

https://github.com/Palakis/obs-ndi/releases

上記からOBSのNDIプラグインをダウンロードしてインストール。linux版もここから。debパッケージなのでdebian系といわれるubuntuは楽です。それ以外のディストロでも使えるものがあるかも…。NDIプラグインのインストール後にPCの再起動が必要です。ubuntuのほうも自分の環境では再起動したらうまく動いたのでやっておく。

配信用の設定をざっくりと書きます。

出力

配信
レート制御:CBR
ビットレート:1500-2000で何度か変えながら
プリセット:fastからveryfastで変えながら
プロファイル:main

音声:ビットレート 96

映像

基本解像度:1280×720
出力解像度:1280×720
縮小フィルタ:バイキュービック
FPS共通値:30FPS

配信

先にゲームPCでOBSを動作させておきます。ツール→NDI Output settingsで窓開く。名前は配信用PCから見える名前になるので、どのPCか判別できるような名前に。仮にgamingPCとしておきます。その上のEnable NDI Outputにチェックを入れると準備完了。すでに配信環境が出来上がっていて、配信やってます~なんて人はこれだけです。

配信PCでも同じように、OBSを起動する。ツール類のインストールが問題なく済んでいれば、ソースのところにNDI Sourceというのが増えている。選択するとSource nameで先に起動したゲームPCからの出力をソースとして選択できる。選択後少しすると、ゲームPCから出力された画面が見える。これを配信用PCでエンコードして配信するというわけです。これも過去に2PC配信したことある人だったら困るところはないと思います。

ゲームPCからの映像が来ないぞーという人はwindowsのfirewallかアンチウイルスソフトとかでゲームPCと配信PC間の通信が止められているかもしれません。また、自分の環境ではゲームPCのOBSを先に動作させて、Enable NDI Outputにチェックを入れておかないと配信PCのSourceに取り込めませんでした。

こうしてあっさりとtwitchで配信できました。しかし自分の環境では配信PCのスペックが足りないのかもしれない。720Pで映像bitrateが1800でもなかなか厳しいものがありました。これはネット上の情報でこのぐらいの設定で配信するもんだという情報をもとに設定したのですが、動きが激しくなるとすぐにカクカクです。配信ノウハウに乏しいので設定に問題があるのかもしれませんし、あるいはOSがubuntuというところに原因があるのかもしれません。またはNDIプラグインの原因なのかもしれません。まだまだ発展途上という感もあります。そう多くはない環境で地雷を踏んでいる感もありますが、仕事でやってはないのでこの状況を楽しんでいるという塩梅です。

twitchの「過去の配信」から自分のテスト配信を見ると、もっと画質周りの落としても満足できるクオリティになっている気がするが…。どのぐらいでみんな配信するもんなんでしょうね?そして、ゲームPCでゲームしながらTwitch配信しても正直PCの負荷的には余裕だったのが驚いた。bf1(ゲーム内画質低め)+配信でCPU10%ほどしか使わねえの…これがryzenの力か。やりよるわ。

その辺の配信のビデオ置いておきますね。ご参考になれば。

(現在見れません)