ARK: Survival Evolved諦めましたno man’s sky始めましたクリアしました

攻略情報とか無しでやってみよう!!そう意気込んだARK: Survival Evolvedはまずまず楽しめました。blueskyにもぐちぐちと進捗書いていたのですが、結局のところ特定の恐竜に捕捉されるとなかなか助からず殲滅されてしまうのに疲れてやめました。今にして思えば、メインの拠点はもっともっと強固なものに出来たのです。ただ、どこを目指して行動すればいいのか全然把握できなかったので、何カ所かにわけて保管してちょっとづつ内陸を目指していました。その中でも主に使っていた2拠点が立て続けに滅んでげんなり。

テイムできた恐竜も増えてきたのですが、どう扱ったら良いのかもよくわからず。罠にハメれば良いのは気付いたものの、家を作ってその中に落とすという発想に気付くのが遅すぎた。実際試してはみたのですが、突破されたりつがいの恐竜が助けにきたりしてうまくいかず散々。攻略サイトの情報を見ると、もっと広くて強固な家を罠にすれば良かったっぽい。麻酔矢も100本ほど用意しておけば良かったっぽい。海の浮かべた筏とか崖の上から一方的に麻酔矢を撃ち続けても、麻酔が効きそうになるとちゃんと逃げやがる。だからまずは動きを封じないといけなかった。トラバサミは役立たず。

気絶システムもしんどかった。蛇などに小突かれてすぐ気絶→死亡になってしまう。海に落とされて自分も仲間恐竜もなすすべなく餌になるのもしんどい。しんどいからもおええわ。

no man’s sky

その後すぐ、no man’s skyを始めました。なかなか良作、4年も積んでいたのが勿体なかった。いったん物語の区切りまで進めまして…そこから2週目的なものが始まりそうだったので、エンディングを見たわけではないもののここでゲームクリアとしました。面白かったけどもおええわ。

めちゃくちゃに広い宇宙をうまく表現できていたと思いますし、動作も快適。即死するような敵対種もないので気ままに宇宙旅を楽しめます。世界観とかストーリーはまあテンプレというところ。さほど惹かれるものは無かったですが、意味不明に陥ることもなく。ゲーム内のミッションも行ってこい持ってこいばかりですが…旅する世界にバリエーションあるのでそんなにストレスなことなかった。慣れれば全部短時間で済むのも良い。

一点、海賊との宇宙船ドッグファイトに巻き込まれることがあるのですが、視野も狭いし宇宙空間だから場所の把握も難しい。ある程度の距離に収めれば、Sキーの長押しで敵機を自動追尾するので、あとは撃ってるだけでなんとかなる。これが無かったら自分ではどうしたら良いかわからなかった。Battlefieldとかでもジェット機まったく操縦できないので助かった。

メインの(?)物語をすすめるミッションを脇に置いといて、気ままに進めることもできるのですが、ミッションの報酬が開発が進むものばかりなので適宜受託しながら進めるのがよさそうですね。

さて。

これで、やらないまま放置している、ライブラリに積んでいるゲーム、いわゆる「積みゲー」がなくなりました。この冬のwinterセールでも食指が動くものがあまりなくてですね、いままで手を出してないスポーツゲームでもやるかと思ったのですが、うーん。

arkはじめました🦖

「ark:Survival Evolved」という作品で、たぶんsteamで無料配布されたもの。予備知識とか攻略動画とか見たことない状態で開始できたので、いけるところまでいってみましょう。

まずマルチプレイがあると知ってびっくり。RUSTみたいなお互いに襲撃するゲームなのかな?しかしソロプレイが選択できたのでソロで開始。ISLANDという…たぶんスタンダードなマップなんでしょう。南西のほうでスポーン。

これといって何か目標やストーリーがあるのか不明だったので、うろうろして小屋を建てて…。そして遭遇する肉食恐竜が強すぎて自身の亡骸をそこらにぶちまけて…。そんな事をやっているうちに、プレイヤーのレベルが50を超えてきます。設計図にはライフルだとかGPSなんてものが見えてきて、ああそういう世界観なのねと。しかし現代文明的な素材がどこで手に入るかまったく見当もつかない。だって恐竜が浜辺と森林とか歩いてるだけですし。どうするんだ?探索を続けるしかないのだろう。

でっかいオブジェクトが宙に浮いてるのが見えるので、流石にゲーム的な意味があるんだろうと向かってみます。どうせ生きて帰れないと思うのですっぴん裸でダッシュ。すると、赤いところには行けた。なんか手に入れたものを捧げる場所みたいだけど、何だったか覚えてすらいない。コンピューターみたいなものじゃなかったかな。

東南のほう、緑のオブジェクトにも行ってみようとして、あまりに簡単に殺される。南の海岸線沿いに迂回して、死ぬ。なんかプレイの方法が根本的に間違っているのか?とも思うけど、いっぽうでここまでそんな選択肢あるようにも思えなかったぞ?

それでも、ちいさい肉食恐竜をテイムできたりして、徐々に進んでいる感も無くはないが、目標がわからないのと、制作素材の要求数が重いのでなかなかぱっとしない。恐竜にはそれぞれ能力があるらしいけど、どうやって発揮させるかも把握できてない。パラサウロロフスが検知エコーみたいなのあったり、素材を掘ると獲得量が多いとか、大変便利な能力あるっぽいぞ。しかしながら、発見されただけでこちらの群れごと全滅させられるレベルのやつがそこらの森から湧いてきたりするので、なかなか進捗が出ない。

ここまでの内容から察するに

プレイヤーがどうこうするよりも、もっと恐竜を捕まえてその能力とかでなんとかするゲームだなと🧐

捕まえるにも、でっかいのどうするんだろう。恐竜の集いはわりと渋滞していて、無視して先に進むのは難しい。殲滅戦するの?それも無理だと思うんだよな。海路で回避できるか?いかだは作れるけど、恐竜は乗れないだろうし。素材が重くなってきたというか、罠一個置くにも延々つるはしで石を壊して鉄鋼石探すとか鳥を殺して皮をはいだりと、前提に時間がかかってクソだるい。でも、武力闘争じゃなくて罠とか使うのが王道っぽいとは察した。テイムした恐竜もどう管理すればいいんだろう。でっかい小屋に入れておくと、通りすがりの肉食恐竜に襲われることがないのはわかった。ただ、そんなことではマップ探索すら進まないんだわ。まだいろいろ試せることが多いから、すぐに飽きたって事にはならんけど、ちょっと先が見えないので思ったより早めに飽きるのではないか…うーん。

そして本作は、2017年のゲームにしては全体的に造りが雑という印象。オブジェクトに引っかかるぐらいはいいけど、マップとピン機能が雑なのはこのテのゲームで勿体ないと思ってしまう。暗いところだと手元のマップも見えない、みたいな半端なリアリティ要るかな。

「モンスターコマンダーズ – 混沌の戦略譚」をプレイしたと言っていいのこれ

ChatGPTを全力投入。これは現代のゲームって感じですね。少しだけ遊んでみました。

いわゆるカードデッキゲームみたいな、自キャラの能力で相手方モンスターと戦うというテイなんですが、実際の進行はChatGPTが作り出す文章で実施されます。プレイヤーのすることは、自分の勝利になるように誘導するわけです…が…。

自分のキャラも作れます。画像生成AIを使って、いくつかの設定文章からChatGPTで画像を生成。最初は無料ですが、その後は課金が必要です。また、一日あたりのプレイ制限があり、ゲーム内では文字数という単位で表現されます。ChatGPTの生成した文章の量かと思われましたが、実際に出力される文章量とは全く合致しないので、本当はなんなのかわからない。これも制限超えるには課金が要ると。

さて。文章が表示されるだけなので、シンプルに面白くねえなと。最初のうちはどういう戦いにするか考えて自分側の行動を入力したりしていたのですが、ChatGPTが勝手に展開を挿しこんでくるのでもう適当でいいなと。他の人のスクリーンショットを見て気付く。え、大喜利なの?メタ的な視点で処理したり麻雀で勝負したり、最初から珍展開を狙っている人も多いようです。そりゃそうだよなあ…。

こちらもその方針で行くか。こちらのいう事を参考にするAIとわかっているので、”処理”を考え直してみたところうまくいった。XXXXXXXXXXXと頼んだら文章省略してもらえるし、XXXXXXと頼んだらこちらの必勝になった。ここでゲームクリアとしました。

討伐以外にも対戦モードがあるんだけど、よくわからん。ChatGPTを始めとしたAIの助力を得て何かを作るというのはもう珍しくもないわけですが、ゲームの進行までもライブで(?)ChatGPTに任せるというのは大変に面白い感覚でした。しかしゲームとしては面白くは無かった…。

「DEATH STRANDING」をクリアしました

少々のネタバレが含まれます。もう発売5年近いのでご容赦くださいねー。

ゲーム自体は抜群に面白いんだけど、最終的には結構な不満を覚えました😡なんだあのエンディングの無駄な長さ。それと、敵役のボスとの決戦があんなのとは。うっかりイースターエッグが本編に採用されたのか?ゲーム自体は面白いので、steamのレビューではお勧めにしましたが、残念な気分になってしまった。こころあったか系の筋書きで、景色も最高に美しかったのに、なんかな~。いや~~。うへ~~。スタッフの名前が流れるエンドロールは都合三回見せられます。馬鹿にしてんのかおいいいいいいい。ゲーム内容自体はほんと面白いんですけどね。

ほんと面白いので、クリア後に与えられる自由なプレイでもう少し楽しんでみます。そこいらの窃盗団にミサイルぶち込んで殺すとか…うへへ。また、攻略サイトを解禁して、コレクション要素をチェック。チップは見つけてないのが27個。初期装備で検索できるアイテムなのに、結構漏れたもんです。温泉は全部入った模様。ドキュメントは100個読んだ実績を解除できたのですが、まだありそう。ジェットパック…?どこで手に入るんだろう。

で。

たまたま「Satisfactory」と「DEATH STRANDING」を続けてプレイしたことで、共通して感じるテーマを見つけた。廃棄ということ。「Satisfactory」では現実世界でも頭を悩ませる問題である、核廃棄物。自分はその対処がめんどくさそうだったので、核エネルギーを使わないプレイに終始しました。「DEATH STRANDING」では、人間の亡骸。死体を放置すると、いろいろあって街ごと消し飛ぶほどの大爆発をするという設定。だから、襲ってくる敵と戦うにあたっても、絶対に殺すなとゲーム内のキャラからアドバイスを受けます。(クリア後に大殺戮をやってみたのですが、その事象が発生するまでには時間がかかるので諦め)

人間の廃棄なあ。例えば「ファブル」とか「闇金ウシジマくん」みたいに人が死んだりする漫画作品だと、その死体を埋める作業の描写がある。自力で動かない人体の処理って大変なんですよね。医療や福祉の場面でもどうやって人間を運ぶのかという工夫が見られます。これは実用性も高いのでネットで調べてみると良いです。

勿体ないから人体もリサイクルなんて考えが当たり前になったりするだろうか。例えば、家庭の燃えるゴミにPETボトル出したらもはや人でなしですよね。同じように「えええ!?五体満足の亡骸燃やしちゃったんですか!?」って話になったりするんだろうか。そんな人体部品が不足するんだったらゼロから培養したようなパーツを使った方が一揃いのものから間引くより倫理的かなあ、とも思うんだけどどうだろう。

何より軽いし。

「Satisfactory」クリアしました

アーリーアクセスの頃から遊んでいました。正式版リリース時点で既にゲーム終盤にて放置していたのですが、正式版リリースを契機に再開。そのままクリアまで走り切りました🤗

最終盤のフェーズになると、電力の確保が重要です。施設一個で今までに持っていた施設全部と同じぐらいの電力を要求してきます。アレの力を使うことで解決するのがゲームの仕様ではありますが、今回はエコにこだわってみました。地熱発電と、遠隔地に半放置するバイオ発電だけでクリアを目指します。

実際、クリアは問題なく可能でした。ただ「この施設がもう一個運用できるだけの電力あったらなあ」と思う事ばかり。どうしても生産が終わるまで待つ時間が生じてしまいます。とはいえ、待っている間に掃除洗濯お買い物雀魂YouTubeと何でもできるので、特に困りはしませんでした。

これはちょっと本筋からは外れた遊び方だったかもしれません。もっと効率的な生産工程をクリエイトするのが、本作のゲームデザインであることは明白。どうしても生じる待ち時間にこの広いマップを探索するのでしょうか。しかし、マップを探索しなくても資源のありかもわからないし…何より、プレイヤーキャラの操作が実に快適なんですね。ジェットパックで自由自在。バギーに乗って自由自在。足場を作って高い所も自由自在。さらには小回りも利くので、生産ラインをそんな考えて構築せずとも、自分で操作して必要な設備に資源を手渡し分配すれば良いのでした。

それでも基本的な採掘→運搬→加工→次の部材→さらに次の…という流れはあるので、ベルトコンベヤーや電線の繋ぎにてんやわんや。適当にやっていると、混線します。しかしその辺のオブジェクトの判定がゆるいゲームなのでそれに甘えてしまいました。ベルトコンベヤーが地面にのめり込んで消えても、その上を石炭が転がってくる有様。もはやどうとでもつなげる事が出来ました。この景色が違法操業のインド工業地帯みたいな混沌で逆に楽しくなり、わっせわっせと資源を運ぶのでありました。ベルトコンベヤーが動力なしでも動き続けるからさらに適当でなんとかなりましたね~。

電力網は地熱発電縛りという性質上、ルートがある程度固定されました。電線にパワーアップ要素もないので、一回引いたらそれでおしまい。なんですが、電線でジップライン移動が可能です。これが速くて快適。電力の繋がってない鉄塔も用意して、電線張って移動手段にしました。眺めも良いのでこれも実に楽しい。

近未来作品なので乗り物が自動運転できるのですが、いまいち上手いやり方わからなかったので手を付けず。うーん、ここまでくるともはや邪道なのではないかと思われるプレイスタイルでは?

本当にあとはエンディングだけ、生産は必要ありませんという場面でドローンを作ってみたら発見しました。あのドローンはプレイヤーが乗って移動はできませんが、発進時の慣性がプレイヤーに乗るようで、すごい勢いでドローンの背中から放り出されます。そこからジェットパック併用で、マップの半分移動できました。ただし射出方向は発進するたびに一定みたいなので、実用的に使おうとするなら建設の向きなど考える必要ありそう。

実際のプレイ動画、ながったるいエンディング含む最後の納品場面となっております。見どころは1:00~2:00の間だけですね…。

https://www.youtube.com/watch?v=B07Ug53i1kU

大変にお勧めできる作品でございました。

「マルウェア」をクリアしました

よくこの名前でリリースしようと思ったもんだ。

Windows98ぐらいの時代にタイムスリップ。悪意のあるインストーラーからマルウェアを排除する…というと聞こえが良いが、ゲーム内容としては隠されたチェックボックス☑を見つけ出すというシンプルなもの。パズルと言うよりはなぞなぞ。頭を柔らかくすることが求められます。ムキになったら負けですよ😡

ミニゲームなんかもあったりするけど、ただのおまけで、チェックボックスを探す作業が殆ど。最後にはもう一度タイムスリップさせてゲームクリア。この辺りはPCの専門知識が要るとレビューしている人も居ますが、いや専門て…このぐらいの知識はだいたいあるんでは😥

パズルと言うよりはジョークソフトの類が近いと思われます。まあまあ楽しめたんじゃないでしょか。

Replicaをクリアしました

何個かエンディング見たのでレビュー。8bitスマホといった不思議な印象のゲーム画面。英語プレイはフォントが読みにくくてストレスを覚える。日本語の方が読みやすい。ゲーム中に言語設定変えると何故か最初からスタートになってしまうので初回プレイ前に日本語にしておこう…。

本ゲームの着想には、開発者の居住する韓国にてテロ防止法が成立し、国家による監視が可能になったという事情があるらしい。プレイヤーは組織に強要されつつ、事件の被疑者スマホから秘密を抜き出していく。そのスマホへのログインという最初の関門からしてプレイヤーは自力解決を求められるんだが、パスワードが暴露する道筋が凄くリアルでおそろしい。なぜそういうパスワードを使ってはダメなのかの実例。

一方で、ゲームであるからしてエンディングは数パターン用意されていて、エンディングのパターンによっては、そのままリトライになる。リトライのポイントが「さっきの電話をかける前」に時間が巻き戻る、という如何にもなゲームの演出でリアリティどこいった。しかし、何度か巻き戻しのパターンを繰り返すと、当然ながらプレイヤーは本来知りえない筈の情報を得て物語をスタートする。

集中しているときに電話の着信がクッソ邪魔という所までリアルに再現されていたり、二度目以降のスキップもスムーズじゃなかったり、8bitの雰囲気演出が目に優しくないのでお勧めせず。

以上、steamのレビュー。面白いとまでは思えなかったけど、文句言うほど酷くもない。

本作は事件の関与の証拠情報を掘り起こしていますが、実際にスマホを誰か悪意ある人間に拾われたりしたら、こんなもんじゃ済まないと想像できる。特にサイバー系だとゲーム世界のほうが犯罪の内容がゆるい印象があるってのは、ひとつ時代的な特徴なのかなあ、なんて。…いや、GTAでもMMO系でもいっしょかな…。

以上です。スマホの取り扱いに注意しましょ。

「Jusant」クリアしました

ゲームを始めるとコントローラーでのプレイを推奨されて不安になるが、キーボード・マウスに慣れてるPCゲーマなら全く問題なくプレイ可能。

宮崎駿が好きそうな世界観。まだ人々が暮らした気配の残る廃墟をただただ登っていく…。ララ・クロフトとかいう墓荒らし遺跡探索ガールと似たような、ロッククライミング的なアクションで進んでいく。しがみつきからのジャンプは、トゥームレイダーと同じような方向制御の難しさがあって、ちょっと不満を覚える。しかし本作は落ちて死ぬことはなさそうだ。どこに進むかわからなくなった時には、勇気を振り絞って飛んでみることが救いになるかも。ただ、ロープが変な絡まり方することが1,2回あったのでその時はチェックポイントまで進捗が戻る覚悟。本作にはオートセーブしかないので、アクション苦手な人にはやり直しが発生するのがきついかもしれませんが、そのおかげでゲーム進行が詰んでしまう可能性もほぼ無いと思われる。

なんとなく進めてクリアしても、10時間前後で満足いく内容だと思います。一回クリアするとチャプターごとのリプレイできるので、コレクションこだわる人はそちらから。ほぼ一本道だった印象だが意外と未回収のチェックポイントがあり、一方で6%ほどのユーザーしか集めてない実績が初回プレイで解除された。

最後に詰まったところのヒントをネタバレで残して〆←このネタバレ部分はsteam上のレビューで見れます。


以上、steamに書いたレビューでした。ままあおすすめ。

打ち捨てられた場所にプレイヤーキャラが訪れる、というのはゲーム物語の良くあるパターンだと思います。実際のプレイヤーもゲーム世界には無知なので、痕跡から何かヒントを拾っていく…みたいな進め方。特に操作キャラ一人で進む場合。本作もそんな典型だなあと。まったり型の作品なんでその辺も楽しんでいきましょう。

こちらの動画は雰囲気の味見程度に。

「Attentat 1942」をクリアしました

ひと昔前、西暦2000年ぐらいの現実世界が舞台のアドベンチャーゲーム。選択肢をクリックしたりして進めていくタイプ。祖父が語りたがらないWW2の物語を、当時の惨禍を生存した人物にインタビューして追跡していく。ゲーム内の祖父にまつわる物語自体は架空。インタビュー映像の登場人物も俳優さんらしい。

チェコ語(??)音声で日本語字幕なし。英語字幕選択可能。ゲーム内に多量にテキストが出てくるが、英語表示。セリフの途中でもESCキーで字幕を出したままゲームの一時停止できるので、字幕の知らない英単語を調べることは可能。進めるにつれてゲーム内のencyclopediaも充実していくが、全部目を通すのは結構大変。セーブポイントからやり直しみたいな機能もないので、選択肢適当にポチポチしてみるか、というプレイもお勧めできない。ゲーム内報酬を消費して、回数限定ながらインタビューのリトライが可能。

“本物”の写真や映像をふんだんに取り入れたゲーム内容は、実に身が引き締まる思いがする。普通の人ならば、ゲーム中に登場する「holocaust」「Auschwitz」という単語から何も連想しない事は難しい。しかしその一方で連想される事柄は、その規模の大きさゆえか俯瞰的な視点で見たものになりがちだと思う。実際には、数百万と言われる犠牲者、その家族一人一人に、本作のような苦悩と悲しみがあった筈。それはもちろん日本だって同じ。

80年経過した。戦争の記録自体は永遠に残るかもしれない。しかし人々の物語を掘り起こして感傷に浸り、そこにリアリティを覚えるのはどこかに期限があるんじゃないかと思われます。もしかしたら今日この時代が、近すぎず遠すぎず、良い頃合いだったりしないでしょうか。憎悪の波が穏やかになり、人々はまだその水面を思い出せる。

なお本作は、作中に当時の政党を連想させるシンボルが度々登場するので、ドイツで発売されておりません😥
https://en.wikipedia.org/wiki/Attentat_1942#Release

以上、steamの自分のレビューのコピペ。

自分の世代は、WW2の体験談を当事者から直接聞くことがたまにありました。祖父母の世代。若き兵卒として戦線に送り出され、そのまま帰ってこなかった。うちの祖父母はどうにか生き延びて、自分に繋がる。祖父は軍隊にいた筈だが、詳しくはしらない。こんなことが世界中で起こっていた。

自分の国の歴史として、日本のWW2の物語はいくつか知ってる。原子爆弾、東京大空襲、硫黄島。映像、映画、なんたらかんたら。自分の世代だったら例えば「holocaust」「Auschwitz」という言葉を「聞いたことない」なんて言えば白い目で見られる。個人の思想や信条はともかく、こういう物語に触れてなにか考えを巡らせた事がないなんてことは、どこか常識がないと思ってしまうんだな。例えば「ごみを分別する」「トイレでうんこする」レベルの常識のように思えてくる。

本作が踏み絵足り得るなんてことはないだろう。でも、本作が持つメッセージはまさにそれだと思う。同じ感情を持った輩へ向けて伝えたいことがあるんじゃないか。このゲームを遊んだ印象は、素直に言ったらそんなところ。

「Assemble with Care」をクリアしました

ジブリの映画みたいな、平和な世界の短編ゲーム。小型家電とかを修理するのですが、そんなきっちりした知識は不要。バラしたあと組み立てる時に順番わかんなくなった!ぐらいのアクシデントは起こりますが、そんな程度。まったりやっても2時間かからずクリアできます。

お話の作り方が上手。コンパクトにまとまって無駄もない。物語ってこうやって作るんだなあと感心します。そういう観点では刺激も驚きもないんですけど、まあそういうゲームじゃねえからこれ!長距離移動の時に読む本や観る映画みたいに楽しむと良いです。