GeoGuessrのゲ

GeoGuessrで遊んでいます。現時点(2023年1月)では、無料プレイ枠は15分に1回、制限時間5分のプレイができます。5分遊んで10分休み。これは満足に遊べるとは言い難いですね。そこでPROアカウント化して、Duelなどマルチプレイヤーモードも数回遊んでみました。基本的には時間制限がきついので、慌ただしくもそれが楽しい。また、プレイヤーランキング上位のプロと呼ばれるプレイヤーの動画などもいくつか見てみました。彼らは電柱に貼られたプレートの種類、だとか、すごく細かい知識も投入して、数秒で国とエリアを特定できることが殆ど。まあ別世界。それら踏まえた感想を改めて言うと、競技として真面目に勉強しているような勢力とは、一旦距離をおいて、じぶんなりに楽しみ方の方針を考えたほうがよさそう。とはいえ、やることはそういう勢力と一緒なんですけどね。簡単なところからやっていこうかなと。整頓してみよう。

全ての道は道に通ず

以前も書きましたが、Googleのストリートビュー(以下GSV)を使ったゲームです。当然、GSVのサービス提供エリア内に正解があります。GeoGuessrにはexplorerモードというのがあって、国を限定したモードで遊ぶこともできます。このモードで選択可能な国が、解答の候補ということですね。(たまに含まれてない国が解答になることもある模様。)わかりやすいところでは、中国、北朝鮮が含まれていません。中近東、アフリカにも対象外の国が多い。

https://www.geoguessr.com/explorer

まずは雰囲気で

その国について、基本的な知識があれば、雰囲気で大体いけます。インド、アメリカ合衆国、中南米、東南アジア、東欧…この辺のざっくりした雰囲気読みが大体当たります。そこから条件を絞り込んで特定に至るわけですね。では、「基本的な知識」と、その後の「特定に至る条件」とはなんでしょうか。この情報の細かさがこのゲームの面白味だと思います。そうじゃなきゃGSVから国なんてワカンネ。

基礎知識

場所。地球上のどこにあるのか推測。北半球と南半球で、影の方向が違う。GSVは日の出から夕方までの画像なので、影の方向で判断できます。曇りで影のない画像もあるけどそれはしょうがない。ただ、北と南だけわかってもしょうがないですが、他の情報と組み合わせると、解答が大きく間違う可能性が少し減る。イギリスとニュージーランドを間違うとか。

国旗。「国旗が見えた=現在地がその国」とは限らないですが、大きな大きなヒントになります。子供の頃を思い出して復習しましょう。

言語。GSVは実際に道路を走っているので、標識や広告が目に留まります。当然、現地の公用語相当の文字で書いてあります。この文字が含まれていれば、この国と絞れる事もあります(後述のリンク先にたくさん書いてあります)文章で説明は難しいですが、Rの左右逆とか、Uの上に点が二つとか、Oに斜線がはいってるものとか。日本、韓国も文字で容易に特定できる国のひとつ。マレーシアなんかは漢字とアラビア文字が並んで書いていることもあって、日本人にはとても珍奇に映る。イスラエルも日本語のカタカナみたいな文字があってわかりやすい。アラビア文字っぽいものが見えたら、ほぼヨルダンかな?タイとカンボジア、インドあたりも独特。北欧、東欧、中南米の似たようなのがわからないので、そこいらは他と組み合わせる必要がありそう。

街の人々。やはり人種には特徴があります。東欧っぽい街だと感じても、アジア人ばかり歩いているとモンゴルの可能性が高い。ペルーやチリの山のほうの雰囲気があっても、作務衣みたいな服装の人を見かけるのでブータンとか。

都市の名前。日本だと交差点にある、あの青に白文字の看板。あそこに書いてある地名で特定できれば話が早いですが、世界中の都市を現地語で把握するのは容易ではありません。ただ、知っていればそれだけで簡単にわかるという話なので、いちおうは基礎知識かなあと。各国首都レベルの都市を知っているだけでもだいぶ違います。そういえばホテルには都市名が含まれがちのようです。何処にあるのかが大きなセールスポイントだからでしょうか。手がかりのない街でも高いビルの上のほうに視点を向けると、しれっとホテル名称に都市名が書いてあることも。

特定できる条件

ここから先は素人には難しいというか自分も折れる事が多いですが、そもそもこういう所を追求するゲームだと言われればその通り。すべての条件を把握するのではなく「この特徴ならこの国」ぐらいのものを覚えておけばとりま良いんでは?

道路標識のパターン。これは言語はもとより、色と形も大事。裏から見た時の色もヒントになるようです。例えば、横断歩道を示す青い三角の標識が使われている国は多いですが、実は細かい違いがあり、それで国を特定できるようです。確かに、線の数が4本か5本か、という違いがある。後述のリンク先にたくさん書いてあります。

道路そのもの。右側通行か、左側通行か、センターラインの色、パターン。道路の端に撃ってある杭(ボラード)も特徴が出るようです。

車両。ナンバープレートはボカシがかかっていますが、その大きさ、色が大きなヒントになる。前と後ろで特徴が違う国もある。緊急車両なんかもキッチリ見た目が決まっている筈なので、見かければヒントになると思うんですがほどんど見ない。イギリスのは阿呆みたいなカラーリングしてる。

電柱。柱の素材、形、柱についているプレートの色、形。ケーブルの架線方法など。ロシア名産、道路をまたぐパイプラインは有名。

TLD。いわゆるURLの最後のほうの二文字。日本なら.jp。今では世界中の広告にURLは載っていて、基本的に国別のドメイン使っているのが普通。車にペイントしてあるようなものは、大体が国内のローカルビジネスだろうから、現地特定の手がかりとしてはかなり信頼性が高い。特に東欧の都市部で頼りになる印象。

植生。荒野の一本道や、東南アジアの密林の中の細い道などが問題に出ることもある。ヒントは木しかなくて草が生える。ヤシの木があれば南国ぐらいは誰でもわかるけども、プロ動画によると松の木があるかどうか、ただの雑草にしか見えない草でもそれが道路際にあるかどうか、で場所を特定するらしい。

GSVカー自身。世界各地で画像を取得しているので、同じ車両なわけがないのです!画像への映り込み、カーブミラーに映った姿、カメラの高さ、サポート用の車両が追従しているか、なんかがヒントになるらしい。海外のプロプレイヤーの動画に「なんで日本の田舎なのにすぐ特定できんねん」と書いたら、コメントで「日本はカメラの位置が低いから簡単に特定できる」と通りすがりの人に教えてもらいました。そういえばGSV導入当初に、日本ではそういう配慮をしたとか情報あった。

画像そのもの。GSV最初期に撮られた画像は流石に画質がわるい。つまり、最初期にGSVサービスが提供されたエリアかもしれない。北米の田舎とか。また、特定の色合いに寄っている画像とかもあるらしい。画像が傾いているという場所も見つけたのだけど、メモを消失してしまった。車載カメラが傾いてたということだと思う。道路が傾いていたらそんなところ通らないだろうし。

という情報がまとめられたサイトあるよね

…日本語ではこれが意外とないんですわ。youtubeの動画はいくつもある。動画はあとで参照して探しにくいから、ちゃんとした知識を身に着けるツールとしてはちょっとな。リンク先は日本語で実用的な情報多くて素晴らしいです。

https://ninfox3.blogspot.com/2022/04/geoguessr.html

ゲームぐらいなら英語でいけます、という人はこちら、GeoHits。超絶に充実しております。

https://geohints.com/

最後に。上記の情報を全部把握してプレイするというのは、ただのネタバレなんでは?という解釈も成り立つと思います。これを知識として積み上げていく過程が一番面白いんじゃないかなと。ただ、GeoGuessrは人との対戦要素やRTA的にスピードを競うなどの楽しみ方もあるので、ネタバレしたところで別段どうということもないのかも、しれません。