雀魂パズル爆誕

ぶるーすこのフォロワーが実に巧妙な実践牌譜を残していた。大変面白かったので、例えばこんなクイズとして出題されたらどうだろうか、と問題を作ってみたので雀魂ルールでお考え下さい。

問題:東1局0本場、自分は跳満を出アガリしたが、上家も同じ牌でアガリを宣言。雀魂はダブロンありなので、二人ともアガリが成立した。振り込んだ人は飛んでしまったので、対局終了。しかし、自分の上がりのほうが得点が高かったのにもかかわらず、自分は2着になってしまった。これはどういうことだろうか。

正解は以下のPOSTで。

東パツでのダブロン、俺が親ッパネで上家が倍満で飛んで勝ったと思ったら、リー棒3本出てたうえ上家だったから19000点の収入になって勝てなかったとかいう珍しいパターン!!

姑獲鳥 (@ubume72.bsky.social) 2024-12-22T09:07:20.148Z

実際に何が起こったのかは張り付けた投稿の通り。自分が上がったのに、自分のリーチ棒を他人に取られる状況があり得るという事に気付かないと正解は出てこない。これは凄いパズルになっていて面白いと膝を打ったのだが、新たな疑問が湧いてくる。上家はどうやって倍満をあがったのだろう??ただのピンフじゃねえか!ちょうどロンの文字で隠れている部分を推理して正解を導けるだろうか。これについても解答はあるので後ほど貼りますが、自分の推理を振り返って残しておく。

上家の手牌は微妙に赤5索子が見えている。しかしリーチピンフ赤1でまだ3翻しかない。では、雀頭の三萬が両方裏ドラになったとしか考えられない。しかしこれでもリーチピンフ赤1裏4で7翻だ。まだ足りない。ではリーチ一発か?しかし、上家の捨て牌には、縦に牌が置いてある。ンの文字の下あたりにチラッと見えている。一発ではない。4索で一盃口になる形もあり得ない。ここで河底の可能性に気付く。確かに、中央の残り牌表示は0枚だ!!リーチピンフ赤1裏4河底撈魚で8翻。雀頭が裏ドラ両方乗るとはついてますなあ!

が、ダメ…ッ!!!!

その推理全くの的外れ。それだと親のあがりが跳満にならない…っ!!リーチドラ3河底撈魚で5翻しかないのだ。ざわ…。しかしここで、親のリーチには一発が成立しうることに気付いた。残り一枚、南家の河底撈魚を狙ってのリーチ。勝負師の博打が見事に炸裂。神域の狙い撃ち成就、リーチ一発ドラ3河底撈魚。アカギかよ。ところが、上記の結果通り、自分が出したリーチ棒のおかげで、上家にトップをプレゼントしている!!これは傑作クイズでした。GG!!!

が、ダメ…ッ!!!!

再びの的外れ。雀魂のルールには「リーチ宣言は持ち点が1000点以上でツモ番がある場合に可能」とある(※)。南家に河底撈魚と一発の両方の可能性があるのだから、親には当然ツモ番が残っていない。このタイミングでリーチはできない。…ざわ…。

https://mahjongsoul.com/news/46

全くの理解不能。「ユーザー登録日はお誕生日1翻アップ」とかあり得るのか考えた。ねえわ馬鹿。霧中。こんなカン裏なんでしょうクイズにすら正解できないやつがMリーグ見てどうのこうのと感想を述べるなんて世も末オーラス一本場って感じが…。あっ?カン裏?カンされている牌はなんだっけ?

画像を見返す。右上で少し隠れていたので目立たなかった。1索が暗槓されている。その鳳凰が、かすかに、朱に染まって巣篭っている。ああ1索は上家の当たり牌だ!その前提でパターンを考えてみる。雀頭が3萬で萬子に複合形は無い。3索が4枚見えていて、3枚目の4索でロンだから、カンチャンもシャンポンもない。そもそも23678と見えていて、赤5索があるのだから、索子部分はこの形しかない。23456678だ。

全部踏まえて…裏ドラ表示牌は2萬と5索!!親にも裏ドラが乗って跳満。

まさかここまでちゃんと見ていただけるとは!正解はこんな形でしたー。もし対面のリー棒だったらおっしゃるとおり自分があと+1000点で同点で、雀魂のルールだと同点は起家に近い方が勝ちなので自分の勝ちでしたねー。残念!

姑獲鳥 (@ubume72.bsky.social) 2024-12-22T10:10:46.455Z

いやこれは良いパズル。自分一人で盛り上がっていたのでブログに残しました。GG。

※本当は親にリーチ一発が無いと気付いてないままでした。また、雀魂ルールには「自分の」ツモ番と明記されていないので、実際はリーチ出来るのかもしれません。ここはできないという想定にして、話をすこーし盛りりましたよ。

雀魂の「赤血の戦」で遊んだ

麻雀牌を使った特殊ルールのお遊び。ルールはこちら。10回ほど遊んでみました。

https://w.atwiki.jp/mahjlocal/pages/4218.html

戦略を語れるほど理解は深くないです。ただ槓が出来るかどうかの運ゲーだとも言い切れない、駆け引きの要素に気づきました。とはいえ麻雀なので、神配牌と神ツモがさいつよなのは疑いようもないですが。

普通の麻雀と違う点が多すぎて何が特殊だと挙げるのもめんどいですが…上がった人はその局から抜けるということが面白い。つまり参加してないので、振り込むこともないですし、誰かにツモられても点棒減りません。じゃあ真っ先に上がれば良いかというと、そうとも言い切れない。カンするだけで上がらなくても点棒がもらえる、四枚使いは役みたいなドラみたいな扱いで打点が増える、裸単騎が3翻役相当で高い、フリテンがない。もともと形式聴牌だけで上がれるから、安く上がって抜けるか、場に留まって打点をあげるか選択が生まれます。槓材が出来たり四枚使いになるまで手牌を入れ替て打点をあげていこうというわけ。

場に残るリスクは、他の三人が上がったら終わってしまう、他家のツモ上がり点が増える(プレイヤー数が多ければ払う人数も多い→上がった人の点棒がより多く増える)、流局ペナルティを受ける可能性があること。流局ペナルティの詳細は冒頭のリンク先参照ですが、ノーテンが致命傷レベル。

清一色とか対々和+カンぐらいの点数だと一直線に進めて真っ先に上がって良さそう。ツモって5000オールとかになる。だけど、毎局1000点出あがりではトップは無理そう。なんなら、ラスになることもあるかも。先に上がっても他人の手を潰せないから、トップ狙いという目標を考えるとあまり意味がない。形式聴牌の時にどうするかで勝負が別れそうな感じです。相手が高そうなら上がって被害を軽減するか、それとも自分の打点あげるように粘って頑張るか。役無し聴牌でも暗槓→嶺上開花すれば2000オールになる。

思ったより楽しい。この点棒システムのややこしさを考えると、リアルでは面倒くさそうに思う。簡単に遊べるのもネトゲーならではと思うので、雀魂お持ちのかたはいっぺんトライしてみては~。