This War of Mine : さめざめと悲しく、重い。戦時下サバイバル

This War of MineというゲームがSteamでセールしてたので買ってみました。例にもれず気軽に始めたのですが、実に心に響くゲームです。戦場を舞台にしたゲームというと、名前そのままのBattlefieldシリーズみたいに多くは軍人などが活躍します。このThis War of Mineはその真っただ中で一般市民が生還を目指して足掻くゲーム。よくある素材集めてクラフトしてサバイバルという流れが基本です。サバイバルしていくうちに、一定の条件満たせばゲームクリアというやつですね。2Dの画面構成は同世代の方には「エレベータアクション」というと一発です。これのリニューアル版みたいなのゲーセンで遊びましたねー。

ビジュアルの雰囲気も抜群で、戦場に取り残された市民という悲壮な立場でのプレイに拍車をかけます。手元で操作するアクション要素はあまり無いです。基本的にはマウスクリックだけで全て進んでいきます。ですが呑気にしていられるものでもありません。ゲームバランスも程よく難しめに調整されていて、ゲーム内キャラクターたちの困難な状況がひしひしと伝わってきます。時々表示がおかしいものの、日本語対応されているのも素晴らしいです。

ところがここで、ひしひしと伝わり過ぎてぞっとしてしまいます。このゲームには”モデル”の存在があります。かつてTVで見た、東欧のあの国の紛争。ゲーム中に「スナイパー・ジャンクション」という名前が出てきますが、史実そのまんまじゃないか。もちろん自分がそのリアルな場所を知っているわけでもないのだけど、このゲーム内で「あ、見つかった、あ、撃たれた、死んだ」みたいなことが起こるたびに実に陰惨な気分になります。だからこそ良くできたゲームとして楽しめるものでもありますが。

「心に響く」と言いましたが、This War of Mineをプレイすると何とも複雑な感情になります。何としてもこの人たちを生還させたい、そういうモチベーションが奥底からふつふつと湧いてきます。秋の夜長に独特の感情移入をしたいゲーマーさんはどうぞ。なお…そこまで奥深いというわけでもなく、何度も何度も繰り返し長く遊べるわけではないと思います。そこらを物足りないと言うか、ほど良い密度と言うかは人それぞれですかねー。もちろん自分は後者。こんな感情でゲームに取り組んだことない。あゝ実に響いた。佳作であります。

なお、DLCの売り上げの一部はwarchildなどにドネーションされるようです。

トレーラーも実に響く…。

公式サイト

http://www.thiswarofmine.com/

史実についての情報はまずはこのあたり
サラエヴォ包囲

BF1:battlefield1 Open beta行ってきた。

行ってきたとかいうとちょっと特別感ありますよね!実際は普通にゲームしてみただけです。20分ほどの感想をつらつらと。今のPC構成で動くのか、みたいな確認が主です。そこは問題なかった。

砂漠のマップにトルコ軍で参加。キーバインドとかオプションいじってたらなんか列車が来てすっ飛ばされた。これが噂のベヒーモスですか。全体マップは慣れるまでちょっと見難いか。なんだろ、コンパスに重ね合わせてるみたいなUIだった。BGMもoffにしたいのだけど項目見つからず。拠点リスポーンの時の演出は良いかも。行動ができる一瞬前にどこで沸くのかちゃんとわかるのは良いなあ。分隊長になったんだけど、目的地指示がスポットと同じキーバインドなのは萎えた。

BF4で一番不満なのは分隊長の目標指示がやりにくくてしょうがないこと。これ改善されないのかねえ。スポットのたびに誤爆とか阿呆らしいのでコモローズにするんだけどまあやりにくいのなんの。コンクエストでは全力で分隊長を避けます。RUSHとかCTFだと全力でREQUEST ORDER!!

さておき。航空機のガンナーになったんだけど、特に活躍の場もなく。1番席はかなりうまい人だったっぽい。どうしたらよいかわからないので、1番席の撃ってるものを支援して撃つことにした…んだけど、視界に航空機のパーツが入るので撃ちにくい。役に立てないので飛び降りてみたら、ちょうどお馬さんがいたので乗ってみる。特にこれといって驚きはなくて、自分の足で走るよりは速いですね、という感じ。障害物越えたりできるんだろうか。ジャンプキーでは反応がなかったようだ。

蘇生はされなかったのでどうなるかわからない。除細動器はまさか出てこないよね?なんだろ。あとナイフを素振りしようと思ったら銃剣突撃したので驚いた。今のところ使いどころが想像できない。押しただけで走り出したってことは状況で使い分けできないのかこれ…?

こんなところです。製品版が出ても買うかは微妙か…。

Goat Simulatorが250円

75%OFFとかでコンビニで漫画買うより安い。ちょっと遊んでみた。
Goat Simulator

何というか、破天荒で愉快なゲームなんだけども、典型的にはBF4みたいなユーモアで勝負してないゲームで起こる笑える瞬間のほうが面白い感じがある。真面目にやってる時のハプニングの面白さというか。緊張の緩和というやつかな。そういうグリッチの類で笑ってきた自分には、やはりこのゲームの内容も、想定の範囲内という感じになってしまう。

操作も少々難しいか。まあsteamの実績解除を狙っているような人でなければ、ちゃんとした操作に意味のあるようなゲームじゃない。ゲーム世界も思ったより狭い。パロディめいたDLCなんかもあり、ゲーム自体の人気の高さは伺えるものの、個人的には20分以上は遊ぶ気にならないかな。

20分じゃ漫画より高いんじゃねえか。

「LYNE」 気軽に遊べるシンプルなパズル

あまり長時間遊べないときに気軽にできるゲームって重宝。そしてワンコイン価格なのも嬉しい。かなり低スペックPCでも動く。

LYNEはsteamで動作する、気軽な面クリアがたパズルゲーム。

http://store.steampowered.com/app/266010/

ゲームのルールはシンプルで、同じ色のパネルを始点から終点までドラッグして繋ぐだけ。パネルは一度だけ通過できる。ルートは一筆書きみたいに一度だけ通れる。通したルートを交差させることはできない……まあ何度か遊べばわかるレベル。素朴な演出も心地よく、テキトーに進めて一発クリアができた時には脳汁ドバっと。後半まで行くと問題のレベルも上がるので、手ごたえは十分。

難点は同じ作業が続くという事。そこにイライラせずに、エコーのきいた効果音で心を休めるべし。「頭の体操」を実感できる良作かと思います。

これ書いてる時点ではステージJの20番目ぐらいまでクリア済み。進むにつれて難易度はあがってくるので、今後は頭の体操どころか手がかりも掴めない困難なステージが待っていたりするのかと思うと…そうなるとちょっと単純すぎて飽きるかも。でもまあ300円ぐらいなので買ってみるのも気軽な感じでどうでしょうか。